「一触即発」の意味と例文。語源・類語・対義語・英語表現も解説

一触即発 個別

「一触即発」の意味・語源・由来

  • 四字熟語:一触即発
  • 読み方:いっしょくそくはつ

意味

「一触即発」とは、ちょっとした刺激やきっかけで重大な事態に発展しそうな、非常に緊迫した状況を表す四字熟語です。
「一触」は「少し触れること」、「即発」は「すぐに発すること(爆発すること)」を意味し、触れればすぐに爆発しそうな危険な状態を比喩的に表現しています。
この言葉は、国際情勢やビジネスの場面、人間関係など、さまざまな緊迫した状況に対して使用されます。

語源・由来

「一触即発」の語源には諸説ありますが、一説には弓を極限まで引き絞り、わずかな衝撃で矢が放たれる状態に由来するとされています。
また、中国の古典『原性堂記』にこの表現が登場しており、日本にも古くから伝わった表現であることが分かります。

「一触即発」の使い方(例文)

  • 「両国の対立が激化し、一触即発の状況にある。」
  • 「新規事業の契約をめぐり、経営陣同士の意見が真っ向から対立し、一触即発の事態となった。」
  • 「昨日の会議では、部長と課長が激しく口論し、一触即発の雰囲気だった。」
  • 「両親が離婚の話をしていて、一触即発の状態だった。」

「一触即発」の文学作品、小説などの使用例

・・・しかし、それだけまた一触即発の危険におののいているところもあった。両・・・ 太宰治「桜桃」

「一触即発」の類義語

  • 危機一髪(ききいっぱつ) : ほんのわずかな差で危険に陥る寸前の状態。
  • 累卵之危(るいらんのき) : 積み重ねた卵のように、非常に不安定で危険な状態。
  • 刀光剣影(とうこうけんえい) : 一触即発の緊迫した戦闘状態。
  • 瀬戸際(せとぎわ) : 成否や生死の分かれ目となる重要な瞬間。

「一触即発」の対義語

  • 平穏無事(へいおんぶじ) : 何事もなく平和で穏やかな状態。
  • 泰然自若(たいぜんじじゃく) : どんな状況でも落ち着いて動じないさま。
  • 悠々自適(ゆうゆうじてき) : ゆったりと自分の思うままに生活すること。

使用上の注意点

「一触即発」は、非常に危険な状況を示す言葉であるため、軽い場面で使うと誤解を招く可能性があります。
特に、冗談や日常的な会話で使う際には、その場の雰囲気を考慮する必要があります。

「一触即発」に類似した英語表現

On the verge of an explosion

直訳: 爆発の瀬戸際にある。意味: 何かが起こりそうな非常に危険な状態。

The two countries are on the verge of an explosion due to ongoing conflicts.
(両国は継続する対立により、一触即発の状態にある。)

A powder keg ready to explode

直訳: 爆発寸前の火薬庫。意味: ちょっとしたことで大問題に発展する状況。

The negotiations between the two companies are like a powder keg ready to explode.
(両社の交渉は、一触即発の状況だ。)

まとめ

「一触即発」は、わずかな刺激で重大な事態に発展する可能性が高い状況を示す四字熟語です。
国際情勢、ビジネス、日常生活など、幅広い場面で使われています。
その類義語や対義語を理解することで、より適切な表現を選ぶことができます。
また、英語表現と照らし合わせることで、グローバルな視点からもこの言葉の使い方を学ぶことができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました