「古今東西」の意味・語源・由来
- 四字熟語:古今東西
- 読み方:ここんとうざい
意味
「古今東西」とは、「昔から今までの時間」と「東から西までの空間」という2つの概念を組み合わせた四字熟語です。
つまり、「いつでもどこでも」「時代や地域を問わず」という意味を持ちます。
歴史や文化、社会的な事象が変わっても普遍的なことを表現するときに使われます。
また、時代を超えて普遍的に通じるものごとや、広範囲にわたる事象を指す際に用いられることが多いです。
語源・由来
「古今東西」の語源は、「古今(ここん)」と「東西(とうざい)」の組み合わせにあります。
- 「古今」:昔から今までの時間的な広がりを示す。
- 「東西」:地理的な広がり、つまり東から西までのすべての場所を意味する。
この四字熟語は、日本や中国の古典文学に登場し、歴史的にも広く使われてきました。
また、「東西古今(とうざいここん)」と順番を入れ替えた表現も存在し、ほぼ同じ意味で用いられます。
「古今東西」の使い方(例文)
- 「古今東西、人々は愛を求めるものだ。」
- 「古今東西の名作を集めた文学全集を購入した。」
- 「この料理の味は、古今東西の人々を魅了してきた。」
- 「彼のような天才は、古今東西を探してもなかなか見つからない。」
- 「そんな珍しい話は、古今東西聞いたことがない。」
注意! 間違った使い方、間違いやすい読み方
誤用例
「古今東西の流行は短い。」
(✕ 誤用:古今東西は「普遍的なこと」を指すため、短期間の流行には適さない。)
「古今東西のことをよく知らない。」
(✕ 誤用:「古今東西」は具体的な知識のことではなく、時間や空間の広がりを示す。)
間違いやすい読み方
「こきんとうざい」(✕)
「ここんひがしにし」(✕)
正しくは 「ここんとうざい」 です。
「古今東西」の文学作品、小説などの使用例
詩歌に限らず総ての文学が感情を本とする事は古今東西相違あるべくも無之、もし感情を本とせずして理窟を本としたる者あらばそれは歌にても文学にてもあるまじく候。(『歌よみに与ふる書』正岡子規)
「古今東西」の類義語
- 古往今来(こおうこんらい):昔から現在までの長い時間を指す。
- 四方八方(しほうはっぽう):全方向、あらゆる場所を意味する。
- 東西南北(とうざいなんぼく):全ての方角、広い範囲。
- 世界津々浦々(せかいつつうらうら):世界の隅々まで。
「古今東西」の対義語
- 局地的(きょくちてき):特定の場所や地域に限られること。
- 一時的(いちじてき):短期間の出来事。
- 限定的(げんていてき):範囲が狭いこと。
「古今東西」に類似した英語表現
Throughout history and across the world.
直訳:歴史を通じて、そして世界中で。
意味:時間や場所を超えて普遍的なことを表す。
例文:
Throughout history and across the world, people have always valued wisdom.
(古今東西、人々は常に知恵を大切にしてきた。)
From ancient times to the present, and from East to West.
直訳:古代から現代まで、東から西まで。
意味:「古今東西」と同じく、時間と空間の広がりを表す。
例文:
From ancient times to the present, and from East to West, storytelling has been a fundamental part of human culture.
(古今東西、物語を語ることは人類の文化の基本であった。)
Across all times and places.
直訳:すべての時代と場所を超えて。
意味:「古今東西」とほぼ同じ意味。
例文:
Across all times and places, love has been a universal theme in literature.
(古今東西、愛は文学における普遍的なテーマである。)
まとめ
「古今東西」は、「昔から今までの時間」と「東から西までの空間」の両方を意味し、「いつでもどこでも」というニュアンスで使われる四字熟語です。
文学や歴史、文化的な話題でよく使われ、日常会話やビジネスシーンでも応用できます。
また、英語にも類似の表現があり、世界共通の概念として受け入れられています。
「古今東西の知識を活かし、言葉の使い方を広げていきましょう!」


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